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お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の十一]

弥陀仏本願念仏
邪見驕慢悪衆生
信楽受持甚以難
難中之難無過斯

【書き下し】
弥陀の本願念仏は、邪見・驕慢の悪衆生、信楽受持することはなはだもって難し。難のなかの難これに過ぎたるはなし。

【現代語訳】
 阿弥陀如来の本願とは、「本願を信じ念仏すれば仏になる」という教えですが、これを信ずることは難しいのです。
 とくに人は、常識で物事(ものごと)を判断する性分(しょうぶん)がありますから、宗教のことも自分に都合(つごう)よく判断します。そして、自分は何でも分(わ)かっているつもりで、「念仏したぐらいで、どうなる」と気にもかけないのです。ですから、本願を信ずることほど難しいことはなく、これ以上難しいことは他(ほか)にありません。
 しかし、如来は、念仏を気にもかけない救い難き人間と見通(みとお)して、本願をおこしたのでした。

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