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お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の二十一]

惑染凡夫信心発
証知生死即涅槃
必至無量光明土
諸有衆生皆普化

【書き下し】
惑染の凡夫、信心発すれば、生死すなわち涅槃なりと証知せしむ。かならず無量光明土に至れば、諸有の衆生みなあまねく化すといえり。

【現代語訳】
 自分の考えが正しいと頑(かたく)なに信じ、煩悩にこり固(かた)まった人でも、如来の本願を信ずる身になれば、毎日の生活がそのまま悟りの世界へつながっていきます。
 「自分は浄土へ生まれる身にさせていただいた」、その確信をもって生活している人は、まわりの人々に安(やす)らぎを与えて「ほっ」とさせます。「あの人のような生き方をしたいな」と、まわりの人に感じさせるほどです。

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