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お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の二十六]

源信広開一代教
偏帰安養勧一切
専雑執心判浅深
報化二土正弁立

【書き下し】
源信広く一代の教えを開きて、ひとえに安養に帰して一切を勧む。専雑の執心、浅深を判じて、報化二土まさしく弁立せり。

【現代語訳】
 日本の源信(げんしん・942〜1017)は、「お釈迦さまが生涯をかけて説いた全部の教えは、ひとえに一切の人々を安養(あんよう)の浄土へ帰らせるためだ」と、述べました。
 でも、本願を信ずる心に、浅い心と深い心があるのです。浅い心は、念仏だけでは頼(たよ)りなく思い、他の修行もして「念仏も」する。深い心は、「ただ念仏」を肝(きも)に銘(めい)じて、他の修行には目もくれないというものです。
 「修行も念仏も」の人が往(い)く浄土は、「化(け)の浄土」です。「ただ念仏」の人が往く浄土は、「真実の浄土」です。
 このように源信は、浄土を二つに分けて、念仏を軽(かる)んずる過(あやま)ちを教えてくれたのです。

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