BONZE
bodhimandala

お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の二十八]

本師源空明仏教
憐愍善悪凡夫人
真宗教証興片州
選択本願弘悪世

【書き下し】
本師源空は、仏教に明らかにして、善悪の凡夫人を憐愍せしむ。真宗の教証、片州に興し、選択本願を悪世に弘む。

【現代語訳】
 源空(げんくう=法然・1133〜1212)は、日本に生まれたお釈迦さまと言ってもいい方です。
 「ただ念仏して、弥陀に助けられまいらすべし」と、武士にも、町人にも、農民にも、商売人にも、当時の遊女(ゆうじょ)にも、分けへだてなく語りました。本願念仏の教えを、世界のかたすみにある日本で、興隆(こうりゅう)したのです。
 人生に、最も必要なものは何か。それがはっきりせず、そのため目に見える、財産、健康、地位名誉こそが絶対だとされている風潮(ふうちょう)の中で、法然は人生に最も必要な本願の教えの要点を、誰にでも分かるように弘(ひろ)めたのです。

前項 正信偈 次項

正信偈トップ


↑TOP

パソコントップ
モバイルトップ
更新履歴
小話(法話)リスト
浄土真宗とは…
0408.jpの訳…
お勤め基礎知識
お経
BONZE bodhimandala
お問い合わせについて
便利帳


Copyright © 2010
BONZE
bodhimandala
お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜
all rights reserved.