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お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の三十一]

弥陀成仏のこのかたは
いまに十劫をへたまへり
法身の光輪きはもなく
世の盲冥をてらすなり

【現代語訳・意味】
 阿弥陀如来が悟りを開き成仏してから、すでに十劫という想像できないほどの時間が経(た)っています。如来の身から放(はな)たれる、和(やわ)らかで暖(あたた)かい光は、輪のように際(きわ)もなく、果(は)てもありません。
 世間の「人より、早くじょうずに先へ行く」という価値観を正しいと思い込み、日の善し悪しなどの迷信にとらわれ、知らず知らずのうちに、人間は“いのち”が削(けず)られていきます。そんな人間に、「あなたが、とらわれている事柄より、もっと大切なことがありますよ」と、如来は智慧の光を射しかけるのです。

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