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お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の三十三]

清浄光明ならびなし
遇斯光のゆへなれば
一切の業繋ものぞこりぬ
畢竟依を帰命せよ

【現代語訳・意味】
 如来の清浄な智慧の光は、他と比べることが出来ないほど、あたたかで、澄(す)みきって、何ものにも妨(さまた)げられない光です。その光に会うことが出来たならば、自分を縛りつけている、すべてのものから解放されます。
 自分を縛りつけているものは色々ありますが、もっとも根深いのは、実は自分なのです。それは、世間体(せけんてい)を気にして、自分のしたいことをしない。あるいは、人から良く思われたくて、自分の考えと反対の行動をとる。そんな生き方が、正しいかのように思い込んでいることです。自分の人生であるのに、何か、他人の人生の脇役になろうとしているのです。
 如来の智慧は、そんな私の思い込みを、根本から打ち破ってくれます。そういう智慧の眼(まなこ)を聞法によって磨かなければ、人生は空しく過ぎるだけです。

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