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お坊さんの小話(法話)
〜浄土真宗〜

正信偈
(正信念仏偈)
【書き下し・現代語訳】
[其の三十四]

三朝浄土の大師等
愛愍摂受したまひて
真実信心すすめしめ
定聚のくらいにいれしめよ

【現代語訳・意味】
 インド、中国、日本の高僧の方々は、人間の“いのち”がイキイキと輝いていないことを、悲しく思いました。毎日、何かに急(せ)き立てられるように忙しく暮らして、充足感はない。ふとした時に不安や空しさを感じても、それをごまかすかのように、また忙しく暮らす。しかし、心の奥底の不安や空しさは、大きくこそなれ、絶対に消えません。
 ところが、この「不安・空しさ」は、実は阿弥陀如来からの呼びかけだと、高僧は教えてくれるのです。「不安・空しさ」から目をそらさずに、聞法に励みなさいと勧めるのです。
 そして、本願を信じ念仏する身になったならば、“いのち”は輝き、人生の方向は自(おの)ずと定まるのです。

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