BONZE
bodhimandala

阿弥陀

お坊さんの小話(法話)
浄土真宗


問006
【 棚もり(根菓餅)の意味 】

本体の5面(胴体の4面と上面)に、供物を貼り付けて飾ります。

葬儀用の根菓餅には濃銀(ぎんだめ=銀色)の四方(四角の供笥)を用います。

貼り付ける供物は、山・里・海の乾物など、日持ちがするものです。干瓢や干菓子、飴なども用いられます。

上から「山・里・海」の順に貼るという説と、「山・海・里」の順という説があります。

実際には供物を「どこに・何を貼り付けるか」という細かい規定はありませんので、制作者の自由な発想で飾り付けて下さい。

 意味は、『命 』を私たちに、娑婆に生きて残った私たちに『見せて』くれている。ということです。

この様々な命の中で生きている現実を『死』というものの中から、気づいて欲しいということです。

釋 完修
合掌
[2017/06]

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