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阿弥陀

お坊さんの小話(法話)
浄土真宗


【浄土三部経】

 一般にお経というと、僧侶の読経するもの全般をさしますが、お釈迦さまの説かれた言葉を文字としてまとめたものをお経といいます。

 お釈迦様以外の高僧が説かれたものは、「論」「釈」「偈」などといいます。

 その昔、お釈迦さまが亡くなられてから、弟子の方々は、その教えを守り、修行し、教えを伝える時は、口伝(暗記しているものを口頭で伝える)していまし たが、大切な教えが、年月とともに、変化したり、廃れてはいけない、とのことから、文字にしてまとめようということになりました。これを仏典結集といいま す。

 この結集によってまとめられたものがお経で、それが中国を経て、日本に伝来したのです。

 お経は、お釈迦さまの説法が文字になっているのです。

 浄土真宗では、『仏説無量寿経(大経)』『仏説観無量寿経(観経)』『仏説阿弥陀経(小経)』の三つのお経を『浄土三部経』として頂いています。

【正信偈】

 正しくは『正信念仏偈』といいます。

 浄土真宗の宗祖親鸞聖人の著書である『教行信証』の行巻(ぎょうのまき)に一句七文字・全百二十句で顕されています。

 この正信偈は「大聖(釈尊)の真言に帰し、大祖(七高僧)の解釈に閲して、仏恩の深恩なるを信知して作られた」(教行信証:行巻)と聖人は仰っています。普段の朝夕のお勤めとして読みます。

■ 全文・解説・書き下し・現代語訳・意味

正信偈

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