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阿弥陀

お坊さんの小話(法話)
浄土真宗


問008
【 報恩講とは…小豆汁を食べるのは? 】

基本的には、親鸞聖人の命日11月28日の御命日のお参りの事。

この日を中心として浄土真宗の各お寺で親鸞聖人が私たちに浄土真宗の教えを伝えてくれたことに感謝してお参りをすることを指します。

で、これでは、いまいち分からないので…

説明すると…

親鸞聖人の教えも遠い昔のお釈迦さんの教えからきています。何千年もの長きにわたり、多くの人の手をわたり今に至ってます。そこから転じて…

ひとりぼっちで生きてるとすねたり、卑下したり。

俺は自分の力だけで生きてると自慢したり、傲慢になったり、すぐそんな風になってしまう私たちに、年に一度ぐらい、そうじゃないやろう!人は過去も未来も現在も、つながりの中で生きているという事実に素直に目を向けましょうと言うお参りだと言えます。

報恩講の

恩とはつながりの事。

報とは感謝の事。

講とは気づく事、語らう事。

例えるなら…

竹林。竹の林にはたくさんの竹が一本一本それぞれにはえているけど、実はみんな土の中でみんな根はつながっている。人の世も同じであると言うことです。

目に見えることだけでなく、目に見えないところで私たちはつながり、影響しあい、助け、助けられている。そのことに気づきましょうという行事が報恩講です。

いかがでしょうか?

で、あずき汁は、親鸞聖人が好物で好きだったらしいです。

釋 完修
合掌
[2017/06]

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